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CASBEE京都市とは|CASBEE京都府・CASBEEとの違いについて専門家が解説

CASBEE京都市についてお調べですね。

CASBEE京都市は、延面積2000㎡以上の建築物に届出義務があります。

なお、京都の自治体CASBEEは「CASBEE京都市」と「CASBEE京都府」があり、この記事では「CASBEE京都市」について取り上げます。該当の建築主の方は間違えないように注意してください。

この記事では、CASBEE京都市についてどこよりも詳しく解説します。京都市に建築予定がある方はぜひ参考にしてください。

CASBEEとは

CASBEEは、建築物を環境性能で評価し格付けする手法です。

室内の快適性や景観といった「環境品質」と、省エネルギーや利用する資機材の「環境負荷」の両面から総合的に見る評価システムです。

CASBEEは任意で申請できる仕組みですが、一部の自治体では建築物の環境性能を判断するためにCASBEEを用いる場合があります。

CASBEE京都市も自治体が運用するCASBEEのひとつです。

要注意!CASBEE京都市と京都府は別物!

CASBEE京都市とCASBEE京都府は別物です。

CASBEE京都市の対象建築物であれば、CASBEE京都府の対象にはなりません。

ご自身の建築物がどちらに該当するかに不安がある方は、一度当社「環境・省エネルギー計算センター」にお問い合わせください。

CASBEE京都市とは?

CASBEE京都市とは、平成21年3月に市民会議で策定された制度です。

京都らしい環境性能評価システムを作ることを目的に、基準や仕組みが作られました。

「歴史性・地域性への配慮」が重点項目に指定されるなど、地域の特性を活かした評価制度が特徴です。

CASBEE京都市は、CASBEEを元に評価項目を作成し、京都市独自のオリジナルな重点項目が追加された評価システムです。 

なお、CASBEE京都市には下記が含まれます。

  • CASBEE京都 新築
  • CASBEE京都 戸建‐新築
  • CASBEE京都 既存
  • CASBEE京都 戸建‐既存
  • CASBEE京都 改修

CASBEE京都市の特徴・重点項目

CASBEE京都市には地域性を加味して、従来のCASBEEに追加された「重点項目」という特徴があります。

具体的には下記の要素が特に重要視され、評価結果のシートにも記載されます。

  • 木材の利用促進
  • 自然素材に関する取扱
  • 歴史性・地域性への配慮
  • 低炭素景観の創出

木材の利用や歴史性への配慮などは京都らしさを感じられます。

届出義務がある対象は2000㎡以上の建築物

2000㎡以上の建築物は、CASBEE京都市の届出義務があります。2000㎡以上の建築物の届出は条例で定められているため、必ず届け出るようにしてください。

なお、2000㎡未満の建築物も任意で提出できます。任意であっても金利優遇などのメリットを享受できる可能性があるため、一度検討してみてはいかがでしょうか。

CASBEE京都市の高ランク取得で得られる2つのメリット

CASBEE京都市で高ランクを取得すると、下記のメリットが得られます。

  • 住宅ローンの金利優遇
  • 京都高評価表示プレートの交付

それぞれ詳しく解説します。

①住宅ローンの金利優遇

CASBEE京都市で高評価を取得すると、住宅ローンの金利が完済まで1.7%引き下げられるなどの優遇が受けられます。

具体的な、金融機関・CASBEEの条件・優遇条件は下記の通りです。

なお、詳細に関しては変更している可能性があるので必ず該当期間にお問い合わせください。

 

金融機関 条件 優遇条件
京都銀行 CASBEE京都において評価ランクB+以上となった住宅

住宅ローンの新規利用時に、店頭表示金利より年-0.1%を差し引きされる

三井住友銀行 CASBEE京都において評価ランクA以上となった住宅

住宅ローンを新規利用時に店頭表示金利から完済時までずっと1.7%の引き下げが行われる

 

②京都高評価表示プレートの交付

CASBEEの高ランクの取得により、みやこ杣木で作成された京都高評価表示プレートの交付が行われる点もメリットです。

プレートを当該建築物の見やすい位置に掲示できるので、投資企業や、職住を行う方に「環境に配慮した物件である」とアピールすることができます。

京都高評価表示プレートの取得条件は下記の通りです。

  • CASBEE京都における標準システムの建築物の環境効率BEEのランクがA以上
  • CASBEE京都における独自システムの重点項目への取組度がいずれも3以上

なお、BEEについては「評価ランク・評価項目」にて後述します。

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CASBEE京都市をはじめとした各自治体のCASBEEはもちろん、従来のCASBEE、省エネ計算のサポートなど、これまで300社以上の企業様をサポートしてまいりました。

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Webで簡単にスピード見積りもできるので、CASBEEを検討されている方はぜひお試しください。

CASBEE京都市の評価ソフト・マニュアル・届出様式はこちらから

CASBEE京都市の評価ソフト・マニュアル・届出様式は下記から取得できます。

 

評価ソフト・マニュアル https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000152812.html
届出様式 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000152813.html

CASBEE京都市の評価制度・評価ランク・重点項目

CASBEE京都市には、「CASBEE従来の評価制度」と京都市独自の「重点項目」があります。

従来の評価制度では、建築物の「環境品質(Q)」と「環境負荷(L)」の2種類の評価を元に、「環境効率(BEE)」を算出します。

環境効率(BEE)の数値により、下記の通り評価ランクが決定されます。

 

評価ランク 指標
S(素晴らしい) BEE ≧ 3.0 かつ Q = 50
A(大変良い) 3.0 > BEE ≧ 1.5
B+(良い) 1.5 > BEE ≧ 1.0
B-(やや劣る) 1.0 > BEE ≧ 0.5
C(劣る) 0.5 > BEE

 

また、京都市独自の重点項目は「京都らしい特性・こだわり」を考慮し、下記の要素を追加し独自で加点を行っています。

  • 木材の利用促進
  • 自然素材に関する取扱
  • 歴史性・地域性への配慮
  • 低炭素景観の創出

なお、各指標は従来の評価基準で利用する数値を元に算出されるので、新たに数値を準備する必要はありません。

下記の表の通り、取り組み度合いによってアイコンの表示数が変わります。アイコンが多いほど取り組み度が高い証になります。

 

 

CASBEE京都市の評価シート

CASBEE京都市の評価シートは下記の通りです。シートはソフトに数値を打ち込むと自動で作成されます。

評価シートは京都市のホームページで公開されるので、慎重に作成することをおすすめします。なお、2022年3月現在、公表ページにアクセスすることはできません。

 

 

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CASBEE京都市を自力で行うには、200ページを越えるマニュアルを読み解き、最適な評価を行う必要があります。

CASBEE京都市の取得に不安や心配がある方は、一度当社に代行費用や進め方についてお問い合わせください。

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