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CASBEE福岡の評価方法とは?BEEランクや福岡市の独自基準について詳しく解説!

近年、環境に対する意識が高まっており、住宅分野でも「環境への配慮」が求められる時代になりました。そのような中、住宅の環境性能を評価する手法の1つとして、CASBEEが注目されています。

CASBEEには、各地域特性や自治体の考え方に応じて適用された「自治体版CASBEE」が存在し、地域によって評価基準や評価項目に対する重み係数が異なります

その「自治体版CASBEE」の1つに、CASBEE福岡があります。

この記事では、CASBEE福岡の評価方法や届出の方法など、詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

福岡市建築物環境配慮制度

自治体から「福岡市建築物環境配慮制度」が規定されていることによって、CASBEE福岡の基準に基づいた申請が義務付けられています

福岡市は、二酸化炭素排出量の増加や、ヒートアイランド現象の発生防止を目的として、建築分野においての環境問題への取り組みである「福岡市建築物環境配慮制度」を施行しました。

この制度により、福岡市内に延べ面積5,000㎡を超える建築物を新築・増改築する場合、以下のきまりに則った行動が必要です。

  • 建築主はCASBEE福岡により自己評価した「建築物環境配慮計画書」を工事着工の21日前に福岡市に届け出る

CASBEE福岡とは?

「福岡市建築物環境配慮制度」で活用するCASBEE福岡は、下記2つを評価する手法です

  • 国土交通省が中心となり定めた「CASBEE新築(簡易版)」の評価
  • 福岡市の地域性を考慮した「福岡市の重点項目」の評価

 

CASBEE福岡とは?

出典:CASBEE福岡 評価マニュアル

 

平成24年10月に「福岡市建築物環境配慮制度」が改訂されることになりました。制度の改正によって、マンションやオフィスビル等の建築主は、CASBEE福岡を活用することで、広告等に建物の環境性能をラベル表示することができるようになりました。

CASBEE新築(簡易版)の評価

CASBEE新築(簡易版)は、建築物自体に関わる環境性能の評価を行います

CASBEE新築(簡易版)は、以下の2つの項目で計算・評価されます。

 ①建築物の環境効率(BEE:Built Environment Efficiency)
 ②ライフサイクルCO2(温暖化影響チャート)

各評価項目について、以下で詳しく解説します。

BEE評価とは

BEE評価は、Q(建築物の環境品質)とL(建築物の環境負荷)をそれぞれ個別に評価した指標です。その際、LはまずLR(Load Reduction/建築物の環境負荷低減性)として評価されます。

BEE値は、Q(建築物の環境品質)の得点SQと、LR(建築物の環境負荷低減性)の得点SLRに基づいて、以下の式により求めます。

 

BEE評価とは

 

QとLRの評価は、レベル1〜5の5段階で評価されます。

原則として建築基準法等最低限の必須要件を満たしているものをレベル1、一般的な水準と判断される場合はレベル3だと評価されます

評価項目ごとの点数に重み係数を乗じて、Q1〜Q3、LR1〜LR3の分類別の総合得点とその合計得点(SQ、SLR)を算出することが可能です。

ライフサイクルCO2評価とは

ライフサイクルCO2(LCCO2)とは、建築物を新築してから運用、解体するまでの一連の活動において使われた資材やエネルギーをCO2に換算し合計したものです

建築物におけるLCCO2の計算は、通常膨大な作業を伴いますが、CASBEEにおいてはLCCO2を簡易的に求めることができるツールが用意されています。

また、建物の耐用年数に関しても用途毎に数値が定められており、LCCO2の計算が簡易的にできるよう工夫されています。

福岡市の重点項目の評価

CASBEE新築(簡易版) には建築物の環境性能を総合的に評価するため多数の環境配慮項目があります。福岡市の地域特性を踏まえ、CASBEE福岡では以下2つの重点項目が設定されています。

 ①建物用途と立地による重点項目(取組み度合いを5段階評価)
 ②すべての建物の重点項目(個別対策の導入有無を評価)

建物用途と立地による重点項目

CASBEE福岡では、大まかな建物用途によって評価対象が異なります。

建築用途が「住宅」のケースでは、「断熱性能」と「長寿命化」の2つが評価対象です

「非住宅」のケースでは、「省エネルギー」と「省資源」が評価対象となります。

また、立地が「都市部」であれば、「ヒートアイランド対策」、「一般部」であれば「自然共生」と、都市と自然が併存した福岡市らしいメリハリの効いた評価が特徴です。

すべての建物の重点項目

新築や増改築において配慮すべき項目として、以下4つが挙げられます

 ①自然エネルギー利用(太陽光発電など)
 ②水資源保護(再生水の利用や節水機器の使用)
 ③緑化の状況(中高木植栽、建物緑化、地表面緑化など)
 ④耐震・免震(耐震性向上、免震・制振装置の導入など)

これらの導入有無を、CASBEE福岡評価シートに「◯」「✖️」で入力します。

大変なCASBEE福岡は専門家に無料で相談しよう!

上記の通り、CASBEE福岡の計算や届出対応は非常に煩雑です。

慣れない人が対応すると計算ミスで手戻りが発生したり、建築着工した後で誤りが発覚すると、行政から施工のやり直しを求められたりする可能性があります

環境・省エネルギー計算センター」では、CASBEEの専門家がスピーディーに対応し、設計や工事スケジュールに合わせた対応が可能です

CASBEE福岡の代行を検討する際は、豊富な実績が強みの「環境・省エネルギー計算センター」の無料相談をぜひご利用ください。

CASBEE福岡の届出の流れ

建築物の新築や増改築においてCASBEE福岡の届出のタイミングは、下記の3回です

 ①工事着工21日前
 ②変更工事着工15日前
 ③工事完了後15日以内

それぞれ期限が設けられているので、計画的に準備を進めましょう。

工事着工21日前

対象となる建築物の着工21日前までに、「建築物環境配慮計画書」の提出が必要です

届出対象となる建築物を「特定建築物」、特定建築物を新築・増改築する建築主を「特定建築主」と表現します。

「建築物環境配慮計画書」は、”正”と”副”の計2通を福岡市に提出し、届出内容の確認と概要の公表がされ次第、福岡市より特定建築主に副本が返却されます。

変更工事着工15日前

仮に「建築物環境配慮計画書」に記載された建築計画に変更があった場合、変更工事着手の15日前までに「建築物環境配慮計画変更届」の提出が必要です

こちらも、”正”と”副”の計2通の提出が必要です

工事完了後15日以内

特定建築物が無事竣工された場合、工事が完了した後15日以内に「特定建築物工事完了届」を”正”と”副”の計2通福岡市に提出します

福岡市による届出内容の確認と概要の公表がされ次第、福岡市建築物環境配慮制度の手続きは完了です。

環境性能表示制度について

平成24年10月の「福岡市建築物環境配慮制度」の改訂により、特定建築主はCASBEE福岡を活用することで、広告等に建物の環境性能のラベル表示が可能になりました。

環境性能のラベル表示により、建物の利用者に対し、所有物件の「環境配慮」をアピールすることができます

ただし、表示内容の有効期限は建物完成から3年間と定められています。

 

環境性能表示制度について

 

環境性能をラベル表示する場合は、表示日から15日以内に福岡市へ「建築物環境性能表示届出書」を申請する必要があります。

表示に関する規定

表示物に関しては、一定のルールに基づいて盤面を作成することが求められています

具体的には、以下のようなルールがあります。

 

項目規定
サイズ盤面の大きさは、縦42mm以上、横60mm以上とする。
色指定色に関しては、CMYK値が細かく設定されている(カラー・白黒共)。
文字指定フォントは場所に応じて「HG丸ゴシックM-PRO」「HGPゴシックE」「MSPゴシック」が指定されている。
複合用途の規定過半を占める主用途で、用途の区分(「住宅」または「非住宅」) を判断し、表示する。

 

詳細は、CASBEE福岡評価マニュアルをご確認ください。

環境性能表示をした場合、建物の利用者に対して所有物件の環境制度や表示物が示す内容と意味について説明する必要があります。

CASBEE福岡にお悩みなら、一度無料でご相談ください!

上述の通り、CASBEE福岡の届出は非常に手間がかかる業務で、設計事務所が当該業務を行うと本来集中すべき設計などの業務に支障がでてしまいます。

さらに、CASBEE福岡は各種期限が設けられているため、万が一トラブルや不備が発見されて期限内に届出ができないとなれば、義務違反として罰せられる可能性もあります

多くのCASBEE申請代行業務の実績を誇る当社「環境・省エネルギー計算センター」では、当該業務をアウトソースしやすいように、安心価格、迅速な対応、要望に答える柔軟なサービスラインナップを揃えています

Webで簡単にスピード見積が可能なので、CASBEEを検討されている方はぜひお試しください。

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